沿革

農場協会創設者の紹介

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名誉会長 日浦 晃(全国高等学校農場協会創設者 平成9年没)

昭和22年「教育基本法」の制定により、従来の農学校は新制度の下で「農業高等学校」として出発することとなった。戦後の日本の復興は「産業教育」の振興以外にはないとの理念を持って全国の教職員に呼びかけ、昭和27年に初めて農業高等学校の全国組織「全国高等学校農場協会」を設立した。

活動の理念は「農業教育は技術教育を主体とし、教育の場は農場、演習林、加工室、蚕室、製図室、実験室の各分野で行われる。これらを総じて「農場」と位置づけ、「学校農場」とは農業教育の場とそこに勤務する農業教員・実習助手および職員全てを意味するものとし、農場での教育の振興並びに職員の身分向上を目指したものであった。

 

農業協会の歩み

私たちの協会は、昭和25年、都立園芸高校の教室から始まりました。

昭和34年当時の都立園芸高校 昭和38年 都立農業高校林間学校
昭和34年当時の都立園芸高校 昭和38年 都立農業高校林間学校

 

1948年(昭和23年) 「全国農業教育者連盟」結成
1952年(昭和27年) 「全国高等学校農場協会」結成大会を都立園芸高校にて開催(30県34校が参加)、第1回全国大会を開催(以降毎年開催)、関東支部・近東支部・北海道支部結成
1953年(昭和28年) 四国支部結成
1954年(昭和29年) 中国支部結成
1955年(昭和30年) 九州支部結成
1958年(昭和33年) 第一回農業実験実習講習会を開催
1960年(昭和35年) 東北支部結成
1964年(昭和39年) 研究集録第1号(以降毎年刊行)
1966年(昭和41年) 沖縄支部結成(現在の九州支部)
1968年(昭和43年) 北越支部結成(現在の北信越支部)
1972年(昭和47年) 「農場協会会館」落成
1976年(昭和51年) 農場協会が「財団法人全国学校農場協会」を設立
1978年(昭和53年) 「研究論文集」第一号発刊
2001年(平成13年) 第50回全国大会開催
2002年(平成14年) 結成50周年記念式典を挙行
2004年(平成16年)~ 法律の一部改正に伴い産業教育手当ての見直しが全国的に行われてきた事をうけて、産業教育手当の改悪阻止に向け運動を強化。

 

昭和32年度 盆栽講習会 第14回全国大会(昭和40年6月 東条会館)
昭和32年度 盆栽講習会 第14回全国大会(昭和40年6月 東条会館)

 

産業教育手当成立の歴史

昭和25年11月 都立園芸高校において、全国高等学校農場協会(仮称)の全国組織および地区組織結成の決議をする。
昭和26年6月 産業教育振興法成立(6.11公布)
昭和27年2月 全国高等学校農場協会結成(代表理事長 日浦 晃)
昭和27年10月 産教法「第3条の2・3」施行に関する要望を決議。文部省・人事院に要望運動開始・・・農水手当法の制定に向けて。
昭和32年5月 農水手当法が衆参議院文教委員会で可決し直ちに衆参両議院本会議で可決成立(第26通常国会)

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