会長挨拶

会長就任あいさつ

face_okamotoこのたび、全国高等学校農場協会会長を拝命いたしました岡本利隆です。どうぞよろしくお願いいたします。

本協会は、農業教育の振興・発展、農業教員の待遇改善を目的に昭和27年(1952年)に結成され、これまで会員の皆様方の献身的な取り組みにより大きな成果を出してきました。しかし、10年前の三位一体改革による国から地方への税源移譲や国立大学法人化に伴う法改正などの行財政改革が行われたこともあり、私たちの要望が反映されにくい状況が続いております。そういった中、昨年6月に発足致しました「農林水産高校を応援する会」は、本協会の設置目的実現に向け一筋の光となるものではないでしょうか。今後、これまでの取り組みを継承しつつ、課題に即した内容を推進し農業関係高校の発展に寄与して参りたいと存じます。

現在、「農林水産高校を応援する会」は、農業高校の教育内容や施設・設備の実態把握のための調査や学校視察など活発な活動をされています。私たちは、この機会に農業教育が地域の産業や社会へ貢献する姿や将来の農業経営者育成に果たす役割をより一層深めていただく努力をすることが肝要です。ですから、学校視察では、来られた方が知りたいであろうこと、地域を活性化する専門高校として伝えたいこと、農場協会の一員として伝えなければならないことを、農業教育の将来が見えるよう準備し伝えることが大切ではないかと思います。

さて、日本の農業は、高齢化に加え就農者不足、耕作放棄地の増大、そして自由貿易の進展等、わが国農業は、先行き不透明と言わざるを得ません。しかし、政府による施策が次々に出され、農業生産法人、農産物の輸出等が確実に伸びています。また、地域農業のみならず、都市においても市街化区域内の農地維持に大きく舵を取り、担い手の確保や農業振興が打ち出されました。地域も都市も、農業生産の拡大はもとより国土や地域社会の保全のために、必要な取り組みが急速に展開されています。

農業は、わが国の基幹産業であり、日本のどの地域も農業と関連産業が中心とした社会となっています。それを支えているのが農業関係高校であるとも言われています。したがって、これからも地域産業へ有為な人材を輩出する責務を負っているのは確実です。そのため、生徒たちが農業教育を通じて、将来の日本農業や地域社会に意欲が持てるよう育むことが大切であると思います。その根幹が、時代の変化に対応した質の高い知識や技術を提供できる農業教育ではないでしょうか。この実現には、当然のことながら教員の優れた指導力と充実した農業教育施設・設備が両輪となること。また更に、本協会を含め農業教育の関係団体が手を携え充実した活動をすることではないかと考えておりますのでご協力をお願いいたします。

結びに、農業教育の振興・発展に向け、会員の皆様方の御支援御教示を賜り、微力ながら誠心誠意尽力してまいりますことをお約束致しまして、会長就任のご挨拶とさせて頂きます。

 

全国高等学校農場協会

会長 岡本利隆

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