会長就任あいさつ
全国高等学校農場協会の活動に対し、会員の皆様から多大なご支援・ご協力を賜りますことに心から感謝申し上げます。このたび小堀紀明会長の後任として会長を仰せつかりました埼玉県立秩父農工科学高校の韮塚光信です。よろしくお願い致します。
令和2年7月豪雨は、九州を中心に各地で甚大な被害がおこりましたが、被災された皆様方には心よりお見舞い申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症では、4月16日に緊急事態宣言が発出され三密の回避等が示され、学校においても行事の見直しや授業時数の確保など今まで経験をしたことがない対応を迫られているかと思います。そのような状況であることから、令和2年6月に予定されていました第69回全国大会におきましても残念ながら中止せざるを得ませんでした。
さて、全国高等学校農場協会は、昭和27年に結成され農業教育の振興を目的に、農場施設設備の拡充、農業教職員の待遇改善等に努めてまいりした。しかしながら平成15年には、「国立大学法人法」の施行により、都道府県立高校も地方自治法204条に規定され、産業教育手当も地方自治体が独自に支給することとなり、農業教職員の待遇に差が出ている状況にあります。これからも都道府県による産業教育手当の差を無くす方針は変えることなく進めてまいりたいと思っております。また、施設・設備の老朽化等についても全国の状況をまとめ、予算措置等の要望を行ってきているところでありますが、そのほか様々な課題に対応していくためにも、全国の農業教職員が一致団結することにより、大きな力が発揮できるものと思っております。
微力ではございますが、高等学校農業教育並びに日本農業の振興に貢献できるよう頑張って参りますのでよろしくお願い致します。
全国高等学校農場協会
韮塚 光信 会長